76 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 みんなの日本語 I 第1課から第15課までの会話における言語行動の使用分析 (THE USE OF SPEECH ACT IN CONVERSATION OF MINNA NO NIHONGO I) Lispridona Diner Semarang State University lisjoost@yahoo.com Abstract In conceying something we need so many expressions called manners. There are four kinds of manners: (1) Assertive manners, (2) Cognitive manners, (3) Expressive manners, and (4) Directive manners. The objective of this study is to describe the manners in Minna no Nihongo I’ book. The technique used in this study is done by collecting data related to activities of manner s. Based upon the data, it could be concluded that in conveying something in conversation one has to use imperative expression, permissive expression and pragmatic expression. Key word: manner 序論 現在、外国語はコミュニケーションするために重要な役割を持っている。 聞き手に外国語で何かを伝えたい時、話し手は文の意味や意図をうまく伝えるべ きである。そのために、言語行動は必要なものになっている。言語行動するため に以下のようなことを考慮しなければならない。 a) どんな言葉で伝えるか。 b) 誰に伝えるか。 c) どんな場面で伝えるか。 d) どんな文型で伝えるか。 (Aslinda&Leni、2007:34)によれば伝えることの意図は色々な意味が出る可能 性があるため色々な文型を考慮する必要がある。インドネシア語では他の人にあ ついから、窓を開けるように頼むとき、色々な言語行動で伝えることができる。 例: 1.先生は学生に「Buka jendela itu!」(あの窓を開けて)と言う。 しかし、 2.先生は同僚に「Tolong, jendela itu dibuka!」(あの窓を開けていただけませんか)と言う。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 77 または、 3.「Mungkin udaranya akan lebih segar jika jendela itu dibuka」(この部屋はすずしくなるから、窓を開けていただけませんか) と言う。 また、学生は先に帰る時、 4.他の学生に「Duluan ya!」(先に)と言う。 しかし、話す時は先生に 5.「Maaf, mendahului」(お先に失礼します)と言う。 上記のような言語行動の例文は一つの意図をもっているが色々な言語行動で伝える ことができる。 日本語においても言語行動がある。そのために日本語でうまくをコミュニケーシ ョンできるように日本語の学習者は言語行動についての知識や規則を理解しなけれ ばならない。上記のようなことから、本研究で筆者は言語行動の種類とみんなの日 本語Iおける会話の言語行動使用についての問題を設定する。みんなの日本語Iを選 ぶ理由はこの本における会話には色々な場面が書いてあるため色々な言語行動も出 ると思うからである。 基礎的な理論 1.語用論の定義 語用論の定義ついては専門家により様々な意見がある。Yule(1996:3)によれば語用論 の範囲は次のようである。1)話し手の意図を研究する分野、2)場面による意図 を研究する分野、3)伝える言語行動の意味を研究する分野で、話し手によってコ ミュニケーションする意味を研究する、4)人の立場による表現の使用を研究する 分野。 Thomas(1995:2)は語用論について二つの視点を分けている。それは社会視点と認 知視点である。社会視点においては話し手と語用の関係は研究の対象になり、認知 視点においては語用と語用の解釈は研究の対象になっている。また、Thomas(1995:22 )は、意味は話し手と聞き手と言語行動前後の関係(自然、社会、言語)の間の交 渉を巻き込む動的過程で、発話から可能性可能の意味で、インテラクションには意 味(meaning interaction)を研究する観点にとして語用論を定義する。 78 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 Leech(1983:6(Gunarwan、2004:4)は意味論と関係をもっている言語には研究分野として 語用論を考える。この関系は意味論化と言われる。 2.語用論のトピックとしての言語行動 言語コミュニケーションには、人間は意義や考えや直接な感情などのような情報 を伝える。あのコミュニケーションの伝え方は言語行動だと言われる。言語行動は 概念として、1965年にAustinによってはじめて紹介された。AustinはHarvard大学で教 授だった。この理論はSearle(1969)によって Speech Acts and Essay in the Philosophy of Language のテーマを発行したあと、言語学には発展してきた。言語行動は英語では Speech Act と言われる。言語行動とはコミュニケーションには機能の単位として話しである。 (Richards, 1986:286) 言語行動は使用の視点から言語を研究する言語学分野としての語用分析である。 Leech(1983:5-6) によって話は何のため行われたという話の目的を学ぶ語用論だと説明された。話の 目的は言語行動で何か誰かの目的を質問し、「どう」、「いつ」、「どこ」、「だ れがだれに」話すかの意味を関する。言語行動は語用論に中央としているEntitasで 、他の話題分析のための基本である。例えば、先入管、Perikutan, Implikatur, 共同作業の主義、礼儀の主義である。 3.言語行動 言語行動の理論の起こすのはSearle(1975:59)が五つの部分に言語行動を割る。 (1) Asertif言語行動、事実を表現するための言語行動である。 (2) Direktif言語行動、何かを頼んで、命令を表現するための言語行動である。 (3) Komisif言語行動、何かを確認するための言語行動である。 (4) Ekspresif言語行動、評価を表現するための言語行動である。 (5) Deklarasi言語行動、新しいことを表現するための言語行動である。 研究法 本研究のアプローチはデスクリティフ・クアリタティフアプローチを用いて、み んなの日本語Iの会話においてのは言語行動を説明し、分析する。データを収集す るために参考文献をもらいている。また、本研究の順序は次のようである。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 79 (1) 参考になる本を読む。 (2) みんなの日本語Iにおいての言語行動を探す。 (3) 収集したデータを分析する。 (4) 分析に基づいて結論を取る。 データ分析 会話第1課・はじめまして 佐藤 :おはようございます。 山田 :おはようございます。 佐藤さんこちらは、マイク・ミラーさんです。① ミラー :はじめまして。マイク・ミラーです。② アメリカから来ました。② どうぞよろしく。③ 佐藤 :佐藤けい子です。どうぞよろしく。③ Asertif 言語行動: ① 山田さんはミラーさんに佐藤さんを紹介します。「紹介する」は相手に何かを言 う話し手が表す表現である。丁寧語「-ます・-です」を使います。話し手は相 手に友達の名前を伝える。 ② 事実を表す表現である。話し手は相手に話し手の名前と国を言った。 Direktif言語行動: ③ 自己紹介するには文の後に相手に依頼の表現である。頼む表現は「どうぞよろし く。」である。 会話第2課・本の気持ちです 山田一郎 :はい。どなたですか。 サントス :408のサントスです。 ........... サントス :こんにちは。サントスです。① これからお世話になります。① どうぞよろしくお願いします。② 80 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 山田 :こちらこそよろしく。② サントス :あの、これ、本の気持ちです。① 山田 :あ、どうも....。何ですか。 サントス :コーヒーです。どうぞ。 山田 :どうもありがとうございます。 Asertif言語行動: ① 事実を表す表現である。話し手は相手に話し手の名前を伝える。 Direktif言語行動: ② 何かを頼むのを表す表現である。話し手は相手に「どうぞよろしくお願いします 。こちらこそよろしく。」と言って頼んだ。 会話第3課・これをください マリア :すみません。ワイン売り場はどこですか。 定員A :地下1階でございます。① マリア :どうも ........... マリア :すみません。そのワインを見せてください。② 定員B :はい、どうぞ。 マリア :これはフランスのワインですか。 定員B :いいえ、イタリアのです。① マリア :いくらですか。 定員B :2.500円です。① マリア :じゃ、これをください。② Asertif言語行動: ① 事実を表現する。話し手は相手にワイン売り場とワインの作られる国とワインの 値段を伝える。 Direktif 言語行動: ② 命令を表現する。話し手は相手にワインを見せられるために頼んだ。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 81 会話第4日・そちらは何時から何時までですか 番号案内 :はい、104の石田です。 カリナ :やまもと美術館の電話番号をお願いします。② 番号案内 :やまもとの美術館ですね。かしこまりました。 ............. テープ :お問い合わせの番号は0797の38の5432です。① .............. 美術館の人:はい、やまもと美術館です。 カリナ :すみません。そちらは何時から何時までですか。 美術館の人:9時から4時までです。① カリナ :休みは何曜日ですか。 美術館の人:月曜日ですか。① カリナ :どうもありがとうございました。 Asertif言語行動: ① 事実を表現する。話し手は相手に番号と時間と日を伝える。 Direktif言語行動: ② お願いします表現は相手に依頼を表す表現。話し手は相手に電話番号を頼んだ。 会話第5日・甲子園へ行きますか サントス :すみません。甲子園までいくらですか。 女の人 :350円です。① サントス :350円ですね。ありがとうございました。 女の人 :どういたしまして。 .............. サントス :すみません。甲子園は何番線ですか。 駅員 :5番線です。① サントス :どうも。 .............. 82 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 サントス :あの、この電車は甲子園へ行きますか。 男の人 :いいえ、次の「普通」ですよ。① サントス :そうですか。どうも。 Asertif 言語行動: ① 情報をあげる表現である。話し手は相手に電車費と電車の番線について情報をあ げた。 会話第6課・いっしょに行きませんか 佐藤 :ミラーさん。 ミラー :何ですか。 佐藤 :あした友達とお花見をします。① ミラーさんもいっしょに行きませんか。② ミラー :いいですね。どこへ行きますか。 佐藤 :大阪城公園です。① ミラー :何時ですか。 佐藤 :10時です。① 大阪上公園で会いましょう。② ミラー :わかりました。 佐藤 :じゃ、またあした。 Asertif言語行動: ① 事実を表現する。話し手は相手にだれとお花見することとお花見する所と時間を 伝える。 Komisif言語行動: ② 「-ませんか」と「-ましょう」の文型は相手に何かをするために誘うのを表現 する。話し手は相手にお花見に誘った。 会話第7課・ごめんください ホセ・サントス :ごめんください。④ 山田一郎 :いらっしゃい。どうぞおあがりください。② ホセ・サントス :失礼します。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 83 ............. 山田友子 :コーヒーはいかがですか。③ マリア・サントス:ありがとうございます。④ ............. 山田友子 :どうぞ。② マリア・サントス:いただきます。このスプーン、すてきですね。 山田友子 :ええ。会社の人にもらいました。① ヨーロッパ旅行の会社です。① Asertif言語行動: ① 情報をあげる表現である。話し手は相手にだれがもらう人と物を買う国を情報し た。 Direktif言語行動: ② 「-てください」は命令を表現する。話し手は相手に家に入ることを命令する。 「どうぞ」も命令を表現する。話し手は相手にコーヒーを飲んでみることを命令 する。 Komisif言語行動: ③ 「いかが」という言葉は相手を誘う表す表現である。話し手は相手にコーヒーを 飲むことに誘った。 Ekspresif言語行動: ④ 「ありがとうございます」は感謝を表す表現である。話し手は相手にコーヒーを 飲んだあとで、ありがとうございますと言う。 「ごめんください」は許可を表す表現である。話し手は相手に誤るとき、ごめん くださいを伝える。 会話第8課・そろそろ失礼します 山田一郎 :マリアさんはもう日本の生活日本の生活に 慣れましたか。 マリア・サントス:ええ。毎日とても楽しいです。 山田一郎 :そうですか。サントスさん、お仕事はどうですか。 84 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 ホセ・サントス :そうですね。忙しいですが、おもしろいです。 ............. 山田友子 :コーヒー、もう一杯いかがですか。② マリア・サントス:いいえ、けっこです。 ............. ホセ・サントス :あ、もう8時ですね。そろそろ失礼します。① 山田一郎 :そうですか。 マリア・サントス:きょうはどうもありがとうございます。③ 山田友子 :いいえ、またいらっしゃってください。① Direktif言語行動: ① 「そろそろ失礼します」は話し手が相手に何かを頼むのを表す表現である。 「-ください」は命令を表現する。話し手は相手に何かを命令した。 Komisif言語行動: ② 「-いかが」は何か確認する表現である。話し手は相手にコーヒーをもう代りか 確認した。 Ekspresif言語行動: ③ 感謝を表す表現である。話し手は相手に色々物をもらったとき「どうもありがと うございます」と言う。 会話第9課・残念です ミラー :もしもし、ミラーです。 木村 :ああ、ミラーさん、こんにちは。お元気ですか。 ミラー :ええ、元気です。あのう、木村さん、小沢政治のコンサー ト、いっしょにいかがですか。② 木村 :いいですね。いつですか。 ミラー :来週の金曜日の晩です。① 木村 :金曜日ですか。金曜日の晩はちょっと……。 ミラー :だめですか 木村 :ええ、友達と約束がありますから、……。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 85 ミラー :そうですか。残念ですね。③ 木村 :ええ、また今度お願いします。 Asertif言語行動: ① 事実を表現する。話し手は相手に時間のことを言った。 Komisif言語行動: ② 誘いを表す表現である。話し手は相手にコンサートに行くことを誘った。 Ekspresif言語行動: ③ 「残念」は非難を表現する。話し手は相手に非難のとき、「残念」と言う。 会話第10課・チリソースはありませんか ミラー :すみません。② ユニューヤ・ストアはどこですか。 女の人 :ユニューヤ・ストアですか。 あそこに白いビルがありますね。③ あのビルの中です。① ミラー :そうですか。どうもすみません。② 女の人 :いいえ。 .............. ミラー :あのう、チリソースはありませんか。 定員 :はい。右の奥にスパイス・コーナーがあります。① チリソースは下から2段目です。① ミラー :わかりました。どうも。 Asertif言語行動: ① 情報をあげることを表す表現である。話し手は相手にユニューヤ・ストアの位置 を伝える。 Direktif言語行動: ② 許可を表す表現である。話し手は相手に許可するとき、「すみません。」と伝え る。 感謝するときに話し手は相手に、「どうもすみません。」と言った。 Komisif言語行動: 86 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 ③ 「-ね」は話し手は相手に何かを確認する。 Ekspresif言語行動: ④ 感謝を表す表現である。話し手は相手に情報をもらったとき、「どうも。」と伝 える。 会話第11課・これ、おねがいします 管理人 :いい天気ですね。お出かけですか。 ワン :ええ、ちょっと郵便局まで。 管理人 :そうですか。行っていらっしゃい。 ワン :行ってまいります。 .............. 管理人 :これ、速達でお願いします。② 郵便局員 :はい、オーストラリアですね。370円です。① ワン :それから、この荷物もお願いします。② 郵便局員 :船便ですか、航空便ですか。 ワン :船便はいくらですか。 郵便局員 :500円です。① ワン :どのぐらいかかりますか。 郵便局員 :1ヶ月ぐらいです。① ワン :じゃ、船便でお願いします。② Asertif言語行動: ① 情報をあげることを表す表現である。話し手相手に手紙費用と期間について情報 する。 Direktif言語行動: ② 「お願いします」は依頼を表す表現である。話し手相手に依頼のとき、「お願い します」と伝える。 会話第12課・お祭りはどうでしたか。 ミラー :ただいま。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 87 管理人 :お帰りなさい。 ミラー :これ、京都のお土産です。① 管理人 :どうもすみません。② 祗園祭りはどうでしたか。 ミラー :とてもおもしろかったです。外国人多かったですよ。① 管理人 :祗園祭りは京都の祭りで一番有名ですからね。 ミラー :そうですか。 管理人 :写真を撮りましたか。 ミラー :ええ、100枚ぐらい撮りました。① 管理人 :すごいですね。 ミラー :ええ、でも、ちょっと疲れました。 Asertif言語行動: ① 情報をあげることを表す表現である。話し手相手にお土産について言った。 Direktif言語行動: ② 許可を表す表現である。話し手は相手に許可するとき、「どうもすみません。」 と伝える。 会話第13課・別々にお願いします 山田 :もう12時ですよ。 昼ごはんを食べに行きませんか。③ ミラー :ええ。 山田 :どこへ行きますか。 ミラー :そうですね。きょうは日本料理が食べたいですね。 山田 :じゃ、「つるや」へ行きましょう。③ .............. 店の人 :ご注文は? ミラー :私はてんぷら定食。 山田 :私は牛どん 店の人 :天ぷら定食と牛どんですね。少々お待ちください。② 88 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 .............. 店の人 :1.680円でございます。 ミラー :すみません。別々ににお願いします。② 店の人 :はい、天ぷら定食は980円、牛どんは700円です。① Asertif言語行動: ① 情報をあげることを表す表現である。話し手は相手に食べ物の値段の情報をあげ た。 Direktif言語行動: ② 「-てください」は命令を表す表現である。話し手は相手に何かをするために命 令した。 「お願いします」は依頼を表す表現である。話し手は相手に何かを依頼を言うと き「お願いします」を使う。 Komisif言語行動: ③ 「-ませんか」と「-ましょう」は何かするために誘うことを表す表現である。 話し手は相手に昼ごはんを食べに行くことに誘った。 会話第14課・梅田まで行ってください。 カリナ :梅田までお願いします。① 運転手 :はい。 .............. カリナ :すみません。あの信号を右へ曲がってください。① 運転手 :みぎですね。 カリナ :ええ。 .............. 運転手 :まっすぐですか。 カリナ :ええ。まっすぐ行ってください。① .............. カリナ :あの花屋の前で止めてください。① 運転手 :はい。1800円です。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 89 カリナ :これでお願いします。① 運転手 :3200円のお釣りです。ありがとうございます。 Direktif言語行動: ① 「-てください」は命令を表現する。話し手は相手に何かをするために命令した 。 ② 「お願いします」は依頼を表現する。話し手相手に依頼を言うとき、「お願いし ます」と伝える。 会話第15課・ご家族は? ミラー :きょうの映画はよかったですね。② 木村 :ええ。特にあのお父さんはよかったですね。② ミラー :ええ。私は家族を思い出しました。 木村 :そうですか。ミラーさんのご家族は? ミラー :両親と姉が一人います。① 木村 :どちらにいらしゃいますか。 ミラー :両親はニューヨークの近くに住んでいます。① 姉はロンドンです。木村さんのご家族は? 木村 :3人です。父は銀行員です。① 母は高校で英語を教えています。① Asertif言語行動: ① 情報をあげることを表す表現である。話し手は相手に両親と姉の住んでいる所に ついて情報をあげた。 Direktif言語行動: ② 「-ね」は話し手が相手に確認を表現する。 結論 研究結果は:日本人の性質は自分に集中しないで相手の心情を分かるようになっている 。そのことだから: (1) 相手に援助や忠告を頼んだり、命令する時使って、敬意表現として相手 90 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. IV/1 October 2009 がその頼みたいことを許可を当てにする。 (2) 何かことを話したいだから相手に関心を引いて、相手が上演するつもり である。 (3) 相手に解毒をするつもりの時、婉曲「が」を使って謙遜表現として使わ れている。 (4) 心情を表す時、例えば非難とかあやまる時、使われて、誠実を表せている。 参考文献 Austin, J.L. 1962. How to Do Things with Word (edisi kedua). Oxford: Oxfod University Press. Gunarwan, A. 2004. Dari Pragmatik ke Pengajaran Bahasa (Makalah Seminar Bahasa dan Sastra Indonesia dan Daerah). IKIP Singaraja. 小川. 1998. みんなの日本語I本論. 東京:スリーエーネットワーク 勲, 庵. dkk. 2000. 初級を教えるための日本語文法ブック. 東京:株式会社 Thomas. J. 1995. Meaning in Interaction: an Introduction to Pragmatics. London/New York: Longman. Yule, G. 1996. Pragmatics. Oxford: Oxford University Press.