Bundel ke 2 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. III/2 April 2009 77 A COMPARATIVE STUDY ON THE USE OF “KEIGO” BETWEEN FOREIGN AND JAPANESE STUDENTS Rina Supriatnaningsih – Semarang State University Abstract In Japanese there is so called “keigo” (honorific/polite expressions). Honorifics (polite expressions) are used to show intimacy with another person and also to distinguish between one’s superiors and subordinates. These forms are an integral part of daily life of Japanese people. If we want to adjust to Japanese society, in order able to communicate fluently and apropiately, the use of polite expressions is absolutely required. For this reason, polite expressions are very important in communicating with Japanese people. Therefore foreign studens who are studyng in Japan need to understand polite expressions as much aspossible, event if they are not majoring in Japanese Language and culture. To analize the items above with questionnaires, field data were collected from 50 Japanese students and 50 foreign students. The questionnaires consisted of the following items: (1) the difference in the keigo used by foreign and Japanese student, (2) the difference in usage of first person pronouns, (3) ) the difference when offering something to another person, (4) the difference in a question keigo usage when asking teacher, (5) )the difference in keigo usage when discussing one’s teacher with another person, (6) the difference in keigo usage with demonstrative pronouns, (7) students opinions about keigo:differences in levels of difficulty in using keigo, differences in the use of keigo in daily life, difference in the use of keigo in daily family life, differences in the use of iscussing past and present conditions, differences in using keigo correctly and incorrectly, differences in reasons for using keigo, differences in processes of learning keigo. Foreigners’ opinions clarify that they find difficulties in using keigo as do Japanese students. Eventhough it is difficult, according to the opinions of the Japanese students, the use of keigo expressions is necessary. However, foreign students stated that keigo does not need to be used. Their reasons were: because it is very easy to make mistakes, very difficult to memorize, old language/orthodox, seldom use it, requires complicated consideration at status age, etc. and everyone should have the same status. Considering the opinions mentioned above keigo education for foreign students, especially for Indonesian students, is very much in need. Results of the interviews with Indonesian students illustrate their difficulties. Therefore, in my opinion the following points are most important in teaching Japanese keigo to Indonesian students: (1) the need to inform student a Japanese language has a keigo system and introduce to them the various kinds and forms of keigo, (2) the need to teach keigo grammar (sentence structure), (3) drill, (4) the need to teach appropriate expressions according to context using audio visual materials, (5) conversation practice simulation Key: keigo, foreign and Japanese students. 日本人大学生と留学生の敬語使用の実態の比較 本稿の目的 日本語には敬語というものがあり、それを使うことより対人関係の上下. 親疎の意識が表現されると言われている。敬語は日本人の生活に密着しており、 日本社会に入ると、日本人とスムーズにコミュニケーションをするために敬語の 78 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. III/1 April 2009 使用が必要になる。そのために、日本語や日本文化を専門に研究している留学生 はもちろん、それ以外の専門とするの留学生達にも日本人の言語生活が理解でき ると思われる。しかし、留学生にとって、日本語に敬語というものがあること、 そして、特に敬語をどう使うかは大きな問題になる。私自身の体験でも、日本人 と接する時にはどのような待遇表現を使うか。どんな態度をとるべきか、悩んだ り、迷ったり、することが多い。他の日本語、日本文化の留学生者、あるいはそ れ以外の学習者に尋ねても、同じような困難を感じる人が多い。又、留学生にと って、敬語の難しい点は表現のパータンを覚えることだけでなく、それらを適切 に使い分けなければならないことであると思われる。 実態のところ、留学生の敬語表現は日本人敬語表現とどのぐらいの差があ るのだろうか。そして、留学生には、敬語というものが、大きな問題にならない ように教えるにはどういう方法がいいのかを考えてみたい。 一方、社会に人になる前の日本人大学生にも外国人と同じように敬語使用 のわずらわしさがあるだろうか。そして、日本人大学生にとって、敬語習得のた め教育はどのように感じられるのだろうか。 以上のような考えて、日本人大学生と留学生の敬語使用の実態の比較調査 のため、敬語のアンケートを調査を行なった。アンケートは日本人大学生50人 名、留学生 50 人名に対して完成した。 データの分析(日本人大学生と留学生の敬語使用の実態の比較) ここでは日本人大学生と留学生の敬語使用の実態のデータで見られた傾向 に基ついて比較する。 アンケートのデータから、次のことが明らかになった。 (1) 言葉つかいに気を使う相手の違い。 (2) 人にものを勧める時の敬語表現の使用傾向の違い。 (3) 先生に対する質問表現の使用傾向の違い。 (4) 他人に対する場合の自分の先生に関する表現の違い。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. III/2 April 2009 79 (5) 教示の場面で使用する表現の違い。 (6) 一人秒代名詞の使用傾向の違い。 (7) 敬語に対する意見 a.敬語使用のわしさについての違い b.日常生活の中での敬語使用についての違い c.家庭内での敬語使用についての違い d.敬語の過去と現在の使用状況についての違い e.敬語使用の…非についての違い f. 敬語使用の理由についての違い g.敬語不用の理由についての違い h.敬語習得のための教育の在り方についての違い ここでは日本人大学生と留学生の学校の教育在り方のことのみ分析 している。家庭教育在り方については分析していない。留学生の親が日本 に住んでいないし、日本語の敬語も関係がないためである。留学生と日本 人大学生の学校教育在り方意見の違いは、 留学生の傾向の意見のは、 ^留学生に敬語について理解できるように、実態で話せるように、 敬語の使い方がちゃんと教えて、学生はたくさん練習させること。 ^敬語意識についてちゃんと教えて、その言葉はいつ使えるか、会話の 実習をたくさん行なわせること。 ^実施させて、間違ったらその時点で直すこと。 ^敬語の表現のほうから教えて、学生に練習させて会話をする。 ^話している時に、間違いがあったら直ぐ橋正させること。 というのは、始めに先生が敬語についてちゃんと教えてから、学生 は身につけるように会話でよく練習することを望んでいる。 一方、日本人大学生の傾向の意見は、 80 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. III/1 April 2009 ^国語の指導に取り入れる、先生の言葉より学ぶ。 ^時、場合、相手による言葉の使い方をきちんと指導するべき。 ^場面にふさわしい言葉使いを国語教育で指導する。 ^教えて、先輩や先生実施させること。 ^実施させて、間違ったらその時点で直すこと。 ^先生がこういう時には学生達にこういう表現を使うべきかということ を教える ^学生は敬語の使い方が慣れるために、敬語について勉強してから、学 校で先生と学生も敬語を使う。 ^表現のほうから教えて、学生に練習させて会話をする。 ^授業の中で丁寧語を使って、学生達は敬語を身につけられるように。 ^ちゃんとした敬語を使わせる。 ^目上の方に対しての敬語の使い方を教える。 ^間違い話す時に直ぐ橋正させる。 ^学校教育(国語の項目)にはきちんと整えること。 ^(友人)相手に対する敬意(思いやり)を持たせる。 ^国語の指導に取り入れ、先生の言葉より学ぶ。 ^場所や相手を想定し、劇をするように教える。 ^まず言葉に興味を持たせること、それから正しく敬語の使われている 話を読ませること。 ^先生に対する敬語を教えてやる、又、クラブ内で敬語は身につけられ やすい。 ^一般の大人に対しては、デス。マス調で話すように教える。 ^時、場合、相手による言葉の使い分けをきちんと指導するべき。 ^授業で正しい使い方を教える。 ^先生に対しては尐なくとも、デス、マス、を使えるように指導する。 ^ クラブ活動したでは自然に先輩、後輩の上下関係ができるので問題は LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. III/2 April 2009 81 ない。 ^場面にふさわしい言葉使いを国語教育で指導する。 ^他人に迷惑をかけさせbない.自分の行動に責任を持たせる。 ^先生が子供の言葉使いに気を配る(家庭教育の方が大事)。 ^まず第一に教師が尊敬させる人物であることが大事。 ^特に小学校において、道徳一つとして教えるべき。 ^授業だけでなく、普段の生活から敬語を教えていく。 ^普段から教師に敬語を使わせる。 というのは、始めに、国語の指導に取り入れて、敬語の決まりを教 えて、場面にふさわしい言葉使いを国語教育で指導してから、他人に迷惑 を掛けさせない。自分の行動に責任を持たせて、まず、第一に教師が尊敬 させる人物であることを大事にして、先生に対して尐なくとも、デス、マ ス、を使えるように、クラブ活動したでは自然に先輩、後輩の上下関係が できたら問題がない。これは、特に、小学校において、道徳の一つとして、 という傾向の意見である。 結論 結論として、アンケートの結果から分かることは次のとおりである。 日本人の大学生と留学生の敬語使用の違いは、 (1) 言葉使いによく気を使う相手は、日本人は自分より社会の中で上の立 場にある人(組。。の中で地位が上の人)、そして、自分より経験が 長い人(家庭以外の社会の中)である。しかし、外国人は自分より立 場が上の人にだけ使う。 (2) 人にものを勧める時の敬語表現は、日本人は相手によって言葉の使い 方が違うが、外国人は誰かにでもほとんど気楽な言葉をよく使う。 (3) 先生に対する質問表現の使用傾向は、日本人と外国人と同じように謙 譲語をよく使う。 82 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. III/1 April 2009 (4) 他人に対する場合の自分の先生の呼秒の違いは、日本人はほとんど漢 語をよく使う。外国人は、和語をよく使う。 (5) 教示の場面で使用する指示名詞の使用傾向は、日本人「ー てくださ い」よりなかどめの形「-行って」のほうをよく使う。そして、子供 に親しい易しみ表現をよく使う「-行ってね」。 (6) 一人秒代名詞の使用傾向の違いは、日本人女性は誰に対しても一人秒 としては「ワタシ」を使うが、男性のほうは、非公的な場合には「ワ タシ」よりも「ボク」をよく使う。その理由は、日本人は学校や家庭 での教育及び環境によって男女の区別が意識ずけられるからであろう。 (ワタシは女性の一人秒、ボクは男女の一人秒)それに対して、外国 人留学生は男女とも「ワタシ」をよく使う。その理由は、外国人は日 本語を学習する当初から一人秒代名詞として「ワタシ」のみを指示さ れるからであろう。 (7) 敬語に対する意見から、ほとんどの外国人が敬語に対してわずらしい と考えていることが分かる。日本人のほうにもわずらしさを感じるこ とがあるようだ。しかし、日本人は、敬語は難しいといっても、使う ほうがいいという考えをもっている。一方、外国人は敬語は難しいか ら使わないほうがいいと考える。その理由は、間違えそうだから、い ろいろな表現を覚えるのが難しいから、古臭いから、複雑な人間関係 を考えて上で一つの適切な表現形式を選ぶのがめんどくさいから、余 り使わないから、人は同じ平等だからというものである。 以上の外国人が感じるの難しさから見ると、外国人に敬語の教育の必要性 としては日本人がよく使う表現のことをたくさん指導しなければならない。例と して、先生に勧める時に「どうぞ」だけ、あるいは「どうぞ食べてください」と いう表現を使わずに、「どうぞ召し上がってください」(尊敬の形)を使わなけ ればならないということを練習させる必要がある。 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. III/2 April 2009 83 調査の結果を考慮に入れて、留学生、特に、インドネシアの学習者のため に、特にインドネシア語では敬語というものはないので、インドネシア人は日本 語に敬語とあるものが理解できるように、使い方も難しくないように敬語の考え 方を考えてみる。 直接インドネシア人にインタビューをして、いろいろな敬語の難しさにつ いて話したことから、次の方法を提案する。 敬語が学習者に、理解できるための教え方は、次のとおりである。 (1) 始めに、日本語に敬語というものがあることを説明し、敬語の種類もきち ん と説明する。 (2) 文法規則を教える、例として、尊敬の形:食べる ――召し上がる お-ーになる お食べになる ―れる/られる 食べられる 丁寧の形:――ます 待つ__ 待ちます。 ――です 本だ。__ 本です。 謙譲語:する__いたす おーーする 先生のかばんをお持ちします。 (3) ドリル、例として、形式のドリルのドリル。 (4) 実際の使い方を見せる。(例えば、ビデオや映画オーデイォービジュアル教 材を用いて、日本人が敬語を使って場面を示す)。例として、先生に対する 質問する前に「――してください」、という表現でわなくて、日本人がよく 84 LANGUAGE CIRCLE Journal of Language and Literature Vol. III/1 April 2009 使う「――いただけませんか」、「――くださいませんか」の表現を含む場 面を示す。 (5) 会話で練習する。 参考文献 平林、浜由美子.1988.Japanese For Foreigners: Honorifics. 東京:あらたけ 出版. 金台一春子.1988.日本語。東京:岩波書店. 南富士夫.1988.現代日本語構造.東京:大修館書店. 南富士夫.1989.敬語。東京:岩波書店. 水谷治.水谷信子.198.How to be polite and Japanese. 東京:The Japan Times. 堀川忠義.1977.敬語ガイド.東京:明治書院。 平林.1992.日本語教育ハンドブック。東京:大修館書店。 石田敏子.1990.日本語教授法.東京:大修館書店。